鐘楼再生
2017/02/10 18:05:33
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今冬一番の寒気が入り込んでると挨拶代わりに口にします。
明日は西日本の広い範囲で降雪が予報されています。
冬将軍も最後の力を出し切ろうとしてるのか??
無理せんでエエのに^^;
生きた教材
築300年の鐘楼を昨年末より再生しております。
今後の建築基準法は省エネ化が加速し2020年には全て数値化されます。
基準の0.1でも下回ればそれは欠陥品
住宅として認められなくなります。
ではこれをどの様に説明すればよいのでしょうか?
今回は長い松材の上を所定の位置までコロコロ移動させ新たな檜土台と緊結させます。
その移動=曳家
全て職人の経験 所謂カン
数値に全く基づきません。
確かに数値化することは安全?が目に見えて安心です。
人間ドックの結果をドキドキしながら見るのとある意味同じ。
基準内ならホッとします。
2020年・・・法律には逆らえません。
が、建設終了後、人の手の温もりが残る住宅を創りたい。
生まれたばかりの赤坊を胸に抱く様な感覚
4年後住宅業界は音を立てて大きく変わります。
いつまでもこのモノ創りの感覚・感動を忘れないで居たい。
正にこの工程この時間は生きた教材
来週は大工さんがノミとカンナを振るいます。
リズムを耳に刻んでおこうと思います。
(ヘンな表現ですがそう言うことなんです^^)