龍岩寺奥院礼堂
2007/11/17 12:00:00

国東半島には寺社が多く点在します。
九州最古の木造建築があったりで結構穴場です。
どしても行ってみたかった寺。
山の中腹の岩石を手彫りで堀りそこを仏堂としたものです。
まずはアプローチ。

内部です。
手彫りの岩肌がよく分かります。
1286年 鎌倉時代に建立。
非常に単純な構造でそれは構成されてます。
今では自然とみごとにまで調和しています。

軒先が美しい!!
しばし見とれてしまいました。
下を見ると・・・
高い所がNGのTOMにはちょっと酷でした(ナイショ)

3体の木造仏像を格子越に向かう事になります。
ただ格子越のものは数多くありますが
ここは自然の光が前面から格子を通して逆光として入り込み
仏像を浮かび上がらせます。
空中に寄り添う光が大変幻想的でたとえ信仰心がなくとも
吸い込まれる空間でした。
感動です。
TOMのアンテナはここのところ現代建築には全く反応しません。
美しいものには何か共通点がありますね。
そう思いませんか?

どれだけ山道を登ったでしょう。
着いた頃には普段の運動不足で足はガクガク。
でも感動に包まれました。
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